この度当相談室で、発達検査の一つである「STRAW-R(標準読み書きスクリーニング検査)」を新たに導入しました。
発達検査・心理検査
簡単にSTRAW-Rについて説明させていただきます。
STRAW-Rは、「読み」の「正確さ」と「速さ(流暢性)」、それから「書き」の「正確さ」を測定し、その人のつまづきがどういったところにあるかを把握する検査です。同じ年齢の平均からどの程度離れているかを見ることで、一人ひとりに合った支援の方向性を考えるための手がかりとすることができます。
読み書きの困難さの背景には、ディスレクシア(発達性読み書き障害)が関係している場合があります。
ディスレクシアは、全般的な知的発達大きな遅れがない、本人のやる気や学習意欲にも問題がないにも関わらず、文字の読み書きに限って特有の難しさがみられる発達特性です。原因としては、本人の「努力不足」や「勉強不足」ではなく、脳の情報処理の特性によるものと考えられています。結果的に学業不振が現れたり、二次的な学校不適応につながることもあります。
STRAW-Rの結果は、
- お子さん本人の読み書きの特性を理解するための参考
- 学習方法や教材の工夫を考える際の手がかり
- 学校で合理的配慮(例:読み上げ、書字量の調整、ICT活用など)を検討する際の資料
として活用することができます。
当相談室では、検査結果をお伝えするだけでなく、どのような学び方が合いやすいか学校や家庭でどのような配慮や工夫が考えられるかについても、具体的にご相談いただけます。
読み書きに関するご心配や、ディスレクシアについての理解、学校との連携や合理的配慮についてお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談いただければと思います。
