2月となりました。世の中の流れが早いなというのを月が替わりカレンダーをめくる度に感じる今日この頃です。
さてこれまで周囲の方々に口伝で伝えていた相談室ですが、とうとう広報に動き出しました。府中市を始めとした近隣の市にあります公立小中学校様に当相談室開業のご案内とパンフレットを送付させていただきました。本来であれば事前にご連絡をした上での送付が望ましかったのですが、突然のご送付となってしまいました。この場を借りてお詫び申し上げます。
さて当相談室は1つ目の投稿にも書かせていただきましたが、私の主な専門領域は学校臨床心理学であり、特に学校教育現場と接した分野が得意であり自身の主戦場だと考えております。私のように臨床心理士や公認心理師の資格を持っている人で、学校教育分野に関わっている人は多くいますが、ここまで学校に焦点を絞った相談室は少し珍しいかもしれません。
約20年ほど前にさかのぼりますが、私は教育学部に進学し教職課程を履修し教育実習生として教育実習に行きました。大学院を受験するまで教員になろうか心理士になろうかで悩んでいました。私が在籍していた年代は教員採用倍率が10倍近くで、教科や地方によってはその何倍もの狭き門。実際に教員になれるのかという不安と同時に、教育実習で感じた教員の業務の大変さ。これが心理士になろうとした大きな理由だったかもしれません。
1クラスの教室には3,40人の児童生徒がおり、その責任が教員一人の両肩にかかっています。教員の方々は総じて責任感が強く真面目で業務にも精力的に取り組んでおられ、その仕事への情熱は心から尊敬しています。しかし昨今のニュースでも取り上げられていますが、精神的にしんどくなり、心身を削りながら業務に当たられている方も多くおられるのが現状です。熱意を持って仕事をしている先生がしんどい思いを強く抱えてしまう、この状況を少しでも何とかできないかと考え、私は学校に近い位置にいる心理士になろうと考えたのです。
そして2024年の11月に、その一つの場所として当相談室「水野心理教育相談室」を開室いたしました。知能検査が受けられない方への検査を始め、様々な点で学校教育を補完する形で、お手伝いが出来ていければと思います。相談者様の了解があれば学校様との連携もできます。
また現在詳細を詰めておりますが「教員向けのコンサルテーション」も相談内容に新たに加えていく予定です。コンサルテーションとは、ある専門家に対して別の専門家から助言を行ったり、状況を整理するサポートを行うことを指します。コンサルテーションについては詳細が決まり次第、HPにてご案内をいたしますので、今しばらくお待ちください。
それでは寒い日が続きますので、各位ご自愛くださいませ。