「自己肯定感」とはなんぞや

何かのテレビだったか、書籍だったかと思いますが、ある保護者がカウンセラーに相談している場面で「子どもの自己肯定感を高めるにはどうしたらいいか」と質問をしていました。おそらく自分の子どもがこれからの人生、将来にわたって人生をよりよく生きていって欲しいという思いが込められた質問だと思います。

ただこの時私の頭の中ではちょっとした混乱が起きていました。
・そもそも「自己肯定感」ってなんなのだろう。
・よく聞く言葉ではあるけど、具体的には何が「自己肯定感」なのだろうか。
・自己肯定感の高さ/低さはどこにあるのだろうか。
こんな考えが巡っていたと思います。

おそらく誰もが一度は聞いたことがある「自己肯定感」ですが、改めて調べてみると1994年に心理学者の高垣忠一郎氏が提唱したとされています。辞書的な意味合いはなんだろうかと辞典を引いてみたのですが、手元にある辞典には載っていませんでした。テレビなどのマスコミでよく聞く言葉ですが正式な学術用語でない言葉はいくつかありますが(HSP、カサンドラ症候群など。どちらも辞書には出てきません)、調べてみるまで分からなかったのですが実は自己肯定感もその一つだったようです。